平成27年5月28日(木)には、徳川家康没後400年祭を開催している静岡市清水区清水文化会館マリナートにおいて徳川宗家第18代当主 徳川恒孝氏による清水港と家康公」と題した基調講演と「清水港のこれから」をテーマにしたパネルディスカッションが徳川氏をはじめ、海洋研究開発機構地球深部探査センター長代理 倉本真一氏、東海大学海洋学部教授 東惠子氏の3名のパネリストに静岡新聞論説委員の海野俊也氏をコーディネーターにむかえ開催されました。各パネリストのそれぞれの専門分野から「清水港のロケーションと地形の有利さ、港に良い機能が必要」(徳川氏)「駿河湾の地形から心配される大規模地震による津波に備えた効果的な防災対策とまちづくり、避難対策の必要性」(倉本氏)、「官民一体となって港を中心に風景や空間を創り、港ならではの場を活かした人々との交流による港文化を育む担い手づくりがこれからの清水港の魅力につながる」(東氏)など意見や議論がなされました。最後コーディネーターにより「中部自動車道により清水港のポテンシャルは今後一層高まるなか、港文化を大切にしつつ新たな可能性が花開く地域であり今以上に経済界、行政、市民が一体となって清水港のあるべき姿を考え行動していくことが重要である。港の役割や重要性に対する認識を深め港を核としら地域創生の取組が進展していくことが必要である」とまとめこれからの清水港を考える上で有意義な講演会となりました。